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中国バブル 崩壊間近か

2010年06月01日
中国バブル 崩壊間近か

【新唐人2010年6月1日付ニュース】金融引き締め策の影響を受け、最近中国の不動産価格が下降気味です。これについて、専門家は「政府の金融緩和が招いたバブルがはじければ、不動産業者などが借金を返せなくなり、金融業も危うくなる」と言います。 

中国人民大学の国際通貨研究所の向(こう)副所長は、政府の金融緩和が不動産バブルを招いた、と非難しました。
 
中国人民大学国際通貨研究所・副所長 向松祚
「不動産バブルと政府の金融緩和は大いに関係し、特に2009年は深刻、貸付額なんと10万億元。一部は不動産に入り、銀行から借金して数百もの家を買う人がいました」
 
社会科学院の金融研究所の易(い)所長も、バブルは政府の金融緩和と関係する、と述べます。
 
社会科学院金融研究所・所長 易憲容
2009年、個人の貸付だけで2.6万億元。これは2008年の4倍以上。不動産バブルが過熱し、中国経済に危険を招きました」
 
向さんはまた、「バブルがはじけたら、結局銀行がその肩代わりをすることになる」と分析します。
 
中国人民大学国際通貨研究所・副所長 向松祚
「不動産業者は暴利を得ましたが、結果、銀行のほか金融業自体も危うくなり、貧富の差も広がります」
 
当局の統計では、2009年、分譲住宅の取引量、売上額、価格の上昇幅、いずれも過去最高になり、販売面積も前の年より約42%増えました。
 
新唐人記者がお送りしました。
 
 

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